トルク管理の大切さ

こんにちは 勝北SSの福原です

毎日暑いですね…。そうかと思えば、最近は台風が立て続けに発生…大きな災害にならなければと心配しております。

 

日中は、盆を過ぎたのに中々涼しくなりません。口を開けば「暑い」の一言しか出ない日が続いてますが、そんな中でもスタッフ間で声かけや様子を伺いながら、お互いの体調管理に気をつけて毎日灼熱のピットで作業しております。

さて、今日は最近買った工具のお話。

 

 

 

 

 

 

スナップオン トルクレンチ QD3RN350A

自分の中で一世一代の買い物でした!

 

自動車にはたくさんのナットやネジが使われていますが、ただ「しっかり締めれば良い」と言うワケではなく、そのそれぞれに「締め付ける力加減」が定めてあり、それを「適正トルク」と言うんですね。締め具合が弱くても強すぎてもいけないんです。緩んだり外れなくなったりする原因になります。

 

それを「適正なトルクで締め付けるための工具」が、トルクレンチと呼ばれるものです。

 

 

 

なんと!

 

このトルクレンチは1本ずつシリアルナンバーがあります!

 

 

 

しかも80ギア⚙細かいギアが気持ちいいです!

 

このトルクレンチをいつ使うのかと言うと、スズキ・日産・三菱などのメーカーに使われているリヤハブロックナットの締め付けに使っています。

 

主に車検時の分解整備ですが、とても重要な作業です。

元々付いているロックナットを取り外し、リヤブレーキを分解して清掃・調整・グリスアップをした後、新品のロックナットに交換します。

 

このロックナットは再使用不可の部品なので、新品と交換します。

なぜ再使用不可なのかというと、スズキの場合は締め付けた後、カシメをします。

 

 

 

外した部品ですが、この凹んだところ、カシメをする事によって緩み防止になります。

 

こんな感じで、ナットの先っちょをカシメて緩み止めにするんです。

 

 

 

 

これは、日産のマーチやノートのロックナットです。

日産などはセルフロックナットなので、ねじ山の一部が樹脂になっていて、そこで保持してくれています。

 

ここでトルクレンチの登場!

 

メーカー指定の適正トルクで締め付けをします。

このカチンという音を体で感じることで、作業ミスや締め忘れ防止に繋がります。

 

この感覚はしばらく頭の片隅に割りと残ってまして、安全に作業できてお客様に安心して乗って頂けるという自信にもなるワケです。

 

毎日暑くてフラフラになりながらも、お客様の安心・安全を守るべく、私たち整備士は日々奮闘しております。

 

お車でお困りのこと、相談したいことがあれば、ぜひヒライ石油までお問い合わせ下さい!

勝北SS 0868-29-0045
林田SS 0868-31-0180

 

 

 

美しくて、眺めてるだけでもウットリするなあ…。